春先になると中国からの黄砂やPM2.5と言った偏西風に乗ってやってくる微粒子物質が毎年話題となります。黄砂は、発生源地域周辺の農業生産や生活環境にしばしば重大な被害を与えるばかりでなく、大気中に浮遊し、黄砂粒子を核とした雲の発生・降水過程を通して地球全体の気候に影響を及ぼしています。PM2.5は、大気中に浮遊している直径2.5μm(マイクロメートル)以下のきわめて小さな粒子で、炭素成分、硝酸塩や硫酸塩、ケイ素やナトリウム、アルミニウムなどさまざまで、粒子が非常に細かいため、吸い込んでしまうと細い気管支や肺の奥まで入り込むおそれがあります。そのため、ぜんそくや気管支炎など呼吸器系の病気のリスクを高めると言われています。また、不整脈など循環器への影響も心配されています。
デービス社ではこうした目に見えない空気中の微粒子物質を計測し、肺の奥深くまで浸透して侵入する微粒子を吸引してしまうリスクを避けるためのデータを提供する新しいセンサー、AirLinkを発表しました。汚染された空気を呼吸すると、特に呼吸器や健康に問題のある子供や、大人でも深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。わかりやすいグラフと色分けされた大気質指数(AQI)表示によって、汚染された空気を吸ってしまうリスクへの注意を喚起します。
AirLinkは取得したデータをWeatherLink.comにアップロードし、スマートフォンのWeatherLinkアプリを使ってそのデータを確認することが出来ます。スタンドアローンで使用することも、他のデービス社ウェザーステーションと組み合わせてデータをWeatherLink.comにアップロードすることも可能です。
AirLinkは現在国内での発売に向け準備中ですので、準備が整い次第の発売となります。発売が決まりましたら当ホームページにて発表させていただきますので、今しばらくお待ちください。