世界初のデジタルボイスレシーバーAR-DV1はファームウェアのアップデートにより、機能がどんどんアップしていくのが魅力の一つですが、2月20日付でファームウェアの最新版Ver.1702Dがアップされました。
今回のアップデートでは大阪など一部の都市のタクシー無線、列車無線などで使われている所謂"逆トーンスケルチ"(集中制御式トーン)機能が正式に実装されました。
またD-CRモード(デジタル簡易無線)でのユーザーコード表示にも対応しました。さらにメモリーチャンネルにおいて、D-STARモードが含まれている場合に、チャンネルを切り替えているにもかかわらず、D-STARの付随情報が残ってしまうバグを改修、SDカードに録音されたファイルを再生した際に約50秒毎に音声が途切れる症状も修正されています。
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今回のアップデート作業では、チャンネル情報、バンク情報、その他の設定情報が消去されます。
設定内容を引き継ぎたい場合は、アップデートする前に、取扱説明書11.6.3. バックアップコピーの記載にしたがって、引き継ぎたい内容をSDカードにバックアップして、アップデート後にリストアしてください。
v1511B以前のバージョンのファームウェアで保存したバックアップファイルは、今回のアップデート後のリストアに使用できます。
(v1512A以降にアップデート後に保存したバックアップファイルは、より古いバージョンのファームウェアでリストアに使用できません)
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次の機能を追加しました
- アナログ逆トーンスケルチに対応。
TONE/CODE SQLメニューにてRTNを選択し、CTCSSの項目でトーン周波数を指定します。(CI コマンド引数2で逆トーン指定) - D-CRモードが、UC(ユーザーコード)表示に対応。
次の事象を改善しました
- SDカードへ録音されたファイルを再生した際に、約50秒ごとに音声が途切れてしまうことがあった。