デジタル・ボイス・レシーバーAR-DV1のファームウェア バージョン1710Cがリリースされました。今回のアップデートはバグ・フィックスを中心としたマイナー・バージョンアップです。
音声反転信号をデコードする際のオーディオ品質が向上しました。受信モードがAUTOに設定されていると、SCAN / SEARCH時にしばしばDMR信号が検出されない症状を改修、CTCSSを有効にしたDMRモード時にCTCSSとカラーコードが正しく表示されなかった事象も修正されています。
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今回のアップデート作業では、チャンネル情報、バンク情報、その他の設定情報が消去されます。
設定内容を引き継ぎたい場合は、アップデートする前に、取扱説明書11.6.3. バックアップコピーの記載にしたがって、引き継ぎたい内容をSDカードにバックアップして、アップデート後にリストアしてください。
v1511B以前のバージョンのファームウェアで保存したバックアップファイルは、今回のアップデート後のリストアに使用できます。(v1512A以降にアップデート後に保存したバックアップファイルは、より古いバージョンのファームウェアでリストアに使用できません)
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このファームウェアの更新にはおよそ90秒かかります。アップデート中は、 ◎受信機の電源をオフにしない、◎SDカードを取り外さない、◎電源供給が中断することのないように、充分にご注意いただき、万が一にも更新手順が中断するこのとないようにしてください。 更新手順の中断によって、システムのメモリを破壊する可能性があり、その結果により受信機を破損する可能性があります。この場合は保証の対象とはなりません。
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次の事象を改善しました
- 受信モードがオート・モード時に、スキャンとサーチでDMR信号を検出しない場合があった。
- CTCSSが有効の場合に、DMRモード時にCTCSSとカラーコードを正しく表示しない。
- オフセット周波数を入力後に表示が保持されない。
次の機能を改善しました
- 秘話反転信号の復調音質を向上しました。
- 使用できるSDカードの銘柄が増えました。
ファームウェアの更新はこちらから
※注・このバージョンで、再起動後に受信機が設定内容を記憶していないことがあることをお客様から連絡いただきました。回避策として、受信機をオフにする前に、「[F] キーを押したあと、VOLノブを短く押す」ことで、受信機の設定内容をラストワンス・メモリ登録することができます。このとき、 [WRITING MEMORY…]というメッセージが表示されます。お手数ですが、ラストワンス・メモリが登録されないというお客様はこの方法をお試しください。