2022年02月07日
気象観測機器
1月15日、トンガ沖で海底火山が噴火し、日本でも津波警報や避難指示が出されました。南太平洋の複数の島には津波が押し寄せ、沿岸部の住宅、建物が大きな被害を受けました。この新年の最初の地球上で起こる自然の巨大な力の衝撃は全世界にショックを与えました。
トンガ近郊のフンガトンガ・フンガハアパイ火山が噴火した時、トンガの人々は火山灰を浴び、外界から遮断されてしまいました。家は破壊され、多くの命が失われました。さらに、その直後トンガから10,000km以上離れたペルーで2人が噴火によって引き起こされた津波によって溺死しました。カリフォルニア州サンタクルスとニュージーランドのトゥトゥカカではボートが破壊され、サンフランシスコと日本にも津波が押し寄せました。
そしてシアトルでは、約9,500km離れた場所で起こった噴火によって、濃い霧が一時的に吹き飛ばされました。噴火は海の波とともに、また池に投げ込まれた小石のように、大気中に波打つ圧力の衝撃波を送り出したのです。
ほぼ音速でトンガからあなたの自宅のそばまで伝わる驚くべき衝撃波をこれまで感じたことがないかもしれませんが、Vantage Pro2、Vantage Vue、またはウェザーリンクLiveは気圧計がそれらを大きくはっきりと”感じ”ました。
もしあなたが気象データをWeatherLink.comにアップロードしていて、PROサブスクリプションをお持ちの場合は、噴火後の期間の気圧をグラフ化することで、おそらくそれらを確認することができます。(噴火が起きたのは0400 GMT 1/15/22でした。衝撃波は約300m/sで移動しました。GMTをあなたの現地時間に調整し、衝撃波の伝搬時間を考慮する必要があります。)下のグラフのように、噴火によって外部に放射された衝撃波エネルギーの第一波、第二波、そして場合によっては第三波の上昇と下降を見て取ることができるでしょう。
噴火以来、デービス社のFacebookページに数十ものグラフが投稿されています。トンガの人々が被害を評価し、灰に埋もれた土地を掘り起こし始めると、地球は別々の大陸や国の集合体ではなく、一つの繋がった世界であることに改めて気づくことでしょう。