2021年04月20日
気象観測機器
デービス社の アグリ 系販売部門のスタッフの75%は女性だという事実をご存じでしょうか?まだまだ男性優位な分野で、デービス社の女性農業専門家たちが、豊富な経験と広範囲な専門知識を持ったスペシャリスト集団であることは大いな誇りです。
そうした女性スタッフの一人が、ここでご紹介するカリフォルニア州セントラル・バレーを担当する農業セールス・マネージャーのケイラン・ボラードです。彼女のことをもっと詳しく知りたいと思いませんか?
ケイランと農業との関わりは馬と家畜がきっかけです。ベイエリアに生まれ育ったケイランは、レース・サラブレッドに囲まれて育ち、生まれながらに乗馬と親しんできました。「私の父親、トムは競走馬の調教師でした」と彼女は言います。「彼はサンマテオのベイ・メドウズで働いていました。走るために飼育されていた競走馬の周りにいると、決して私を置き去りにはしない馬への愛を与えてくれたのです。」
ケイランの家族は、父親が馬の調教師の仕事で東部のデラウェア州や南部のテキサス州へ移ったりしていたので、よく引っ越しをしました。最終的に彼女と彼女の姉は国を一周して、最初に母親のカレンとの早い死別があり、次いで父親を亡くした後、叔母と一緒に暮らすため、カリフォルニアに戻ってきました。
「そんな若いうちに両親を亡くしたのはとても辛かったわ」と彼女は言います。「でも両親は私に動物たちへの愛情を与えてくれました。それは私がカリフォルニア州立大学フレズノ校で畜産学を専攻していた時にとても役に立ちました。」
「カリフォルニア州立大学フレズノ校時代には女子ソフトボールのディビジョン1所属のFresno State Bulldogsでプレーしていて、マージー・ライト・ダイアモンド球場を本拠としてプレーしました。球場のすぐ外には”CSUフレズノ・ブドウ園“があって、そこには現在デービス社のEnviroMonitorシステムが設置されています。なんという人生のサークルでしょうか!」
ケイランは今でもずっと乗馬をやっています。彼女と姉は2頭のサラブレッドの牝馬と3頭の騙馬を飼っています。彼女はまたブラックアンガス牛と未だ子供を産んでいない若い牝牛を数頭、2匹の犬と1匹の猫を飼っています。「カリフォルニア州バレー・スプリングスの私の住んでいる牧場には飼育用の池があって、魚も飼っているのよ。」
2年前にデービスのチームに加わる前には、ケイランの農業経験にはトマトの加工や水分保持のためのハイドロゲル土壌改良剤の利用などがありました。その経験により、彼女は農家が直面している問題についてさらに幅広い見識を得ることが出来たのです。ケイランは私たち全員と同じように、パンデミック後に旅行をしたり、見本市に行くことを楽しみにしています。
「私が自分の仕事で気に入っているのは、農家の皆さんと会って問題点を解決し、改善点を見つけることです。私は通常、彼らが何を育てているのか、彼らの農場がどこにあるのかを聞いて数分以内に、頭の中で完璧なEnviroMonitorシステムを構築しています。カリフォルニアの農家にとっては、どんな作物かに関係なく、水は誰も無駄にすることのできない資源なので、私は通常、土壌水分と灌漑から始めることにしています。そして新しいEnviroMonitor灌漑バンドルが出来たので、出来るだけ早くそれを稼働させることが可能になります。
今のところ、セントラル・バレーの圃場へのデービス社のシステム設置についてお聞きになりたい場合、ケイランがリモートでお応えします。彼女が捕まらない場合はおそらくオーバーンの鬣の美しい騙馬、レディとともに出かけている事でしょう。
「レディが私をピックしたのよ」と彼女は言います。「レディは文字通り400エーカーの野生馬だったのを、私が飼いならしたの。私は彼が生まれた時から知っているけれど、この3年間、本当にいい友達だったわ。」レディはいい選択をしたと思いますので、彼の背中を撫でてあげることにしましょう。
注・新しいEnviroMonitorシステムは国内発売のためのテストと認証取得のため、本年第3四半期以降の発売となります。この新しいシステムでは4G対応となる予定です。