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2021年03月15日

受信機

AR-DV10の ファームウェア を更新してみよう

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日本国内で聞くことのできるデジタル無線の多くを受信可能なハンディ・タイプの受信機として人気のデジタル・ハンディ・レシーバーAR-DV10ですが、その特徴の一つとして ファームウェア のアップデートによって機能が追加可能だということが挙げられます。AR-DV10の発売以来間もなく3年が経ちますが、その間に10回以上のファームウェア・アップデートが行われており、当初は受信不可能だった無線方式にも対応してきています。つい最近もヨーロッパを中心に業務用無線として普及が進んでいるTETRA(TErrestrial Trunked RAdio=地上基盤無線)のトランキング・ネットワークのGSSI(ユーザー・グループ・コード)の選択受信機能を搭載した2102Aがリリースされ、話題となっています。

micro SD card slot

AR-DV10の本体左サイドにmicro SDカードスロットがあります

AR-DV10のファームウェアのアップデートは、お使いになるうえで不都合の無い限り必須ではありませんが、機能アップと共にバグ修正も行われていますので、ファームウェアのアップデートがあった場合は、機能のアップデートと共にバグ情報にも注意して必要に応じて更新しておくとよいでしょう。ここでは、AR-DV10のファームウェアの更新方法について記載します。取扱説明書の15章とともにご覧いただければ幸いです。

AR-DV10にはPCからのリモート制御用のマイクロUSB端子が装備されていますが、ファームウェアの更新はmicro SDカードを使って行います。業務用機器等ではファームウェアの更新もメーカー対応となる場合が多いですが、AR-DV10はユーザーの方が手軽に更新できるよう、ホームページからファームウェアをダウンロードしてmicro SDカードを使って更新するようになっています。AR-DV10のファームウェアは1MB程度の小さなファイルです。AR-DV10は4GB~32GBのmicro SDHCカードに対応していますが、現在では小さな容量のmicro SDカードを入手することがだんだん難しくなってきています。ファームウェアの更新にはAR-DV10に付属のmicro SDカードを使用することをお奨めします。容量の大きなmicro SDHCカードを使用されますと、AR-DV10がカードを認識するまでに時間がかかりますので、付属のSDカードにファームウェアのみを保存してご使用ください。尚、micro SDカードには相性がある場合があります。激安micro SDカードなどとして販売されている製品の中には本機で使用できない場合もありますのでご注意ください。

ファームウェア 更新はConfigメニューから

ファームウェア更新はCONFIGメニューから行います

ファームウェアを保存したmicro SDカードをサイドのスリットに挿入し、SDカード・アイコンが現れたら[MENU]→[7]でCONFIGメニューに入ります。現在のCONFIGメニューは3ページに亘っていますので、3ページ目の[SYS UPDATE]を選びます。micro SDカードに複数のファームウェア・ファイルが保存されている場合は、それらのファイルが表示されますので、必要なファームウェア・ファイルを選択してください。するとファームウェアの更新がスタートします。更新が完了するまで約1分程度かかりますので、その間にAR-DV10の電源を切らないように、またmicro SDカードを取り出さないようにご注意ください。状況によってシステムに大きなダメージを与える場合があります。その場合は保証の対象外となりますので、ファームウェア・ファイルのご使用は、お客様の責任の範囲内でご利用ください。また、必要に応じてあらかじめサーチ、スキャン、メモリ登録内容をmicro SDカードに保存しておくことをお薦めします。ファームウェアの更新に際して、原則としてサーチ、スキャン、メモリ登録内容は継承しますが、バージョンによってメモリ登録内容が継承されない場合があるかも知れません。万が一登録内容が継承されなかった場合のバックアップとしてmicro SDカードに保存しておき、ファームウェア更新後リストアして下さい([●]長押し→[1])。以上でファームウェアの更新ができました。新しいファームウェアを活用して、デジタル受信の世界を広げましょう!

ファームウェア更新方法は以下の動画でもご確認いただくことが出来ます。参考になさってください。

 

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