2020年12月16日
気象観測機器
デービス・インストゥルメンツ社にとって2019年は記念すべき年でした。
まず私たちはデービス社のゴールデン・アニバーサリーを祝したいと思います。1969年にジム・アキスタパスとボブ・セリグという二人のビジネス・スクールの学生がデービス氏から小さな海洋製品の会社を買い取る決心をして資金を調達しました。しかしその会社が将来において、高品質で手頃な価格で頑丈で正確なウェザーステーションで世界的に評判の気象機器会社になるとは誰が想像したでしょうか?
当時デービス・インストゥルメンツ社は素晴らしい軽量なプラスチック製の六分儀を製造していました。それは航海をナビゲートするためのツールで、どこからどこまでどうやって来たのかを知るためのツールでした。
“マリーン製品だけ”から”海洋での気象を観測する”製品に切り替えた最初の製品は1984年に発売された”ターボメーター”でした。それは船舶乗組員の為のハンドヘルド型風速計でした。その成功とデジタル化が二人を気象機器ビジネスに転換させる契機となりました。彼らが作った最初の小さな気象観測装置は、湿度計はありませんでしたが、素晴らしい製品と評判になり、その後のVantage ProシリーズやVantage Vueへと繋がっていくのです。
2019年はデービス社の「ウェザー・イノベーションのゴールデン・アニバーサリー」でした。50年前に奇跡的にプラスチック製の海洋や空中において自身がどこにいるかを知らせる製品を作り始めたことが、現在の気象観測機器製品に結実しており、50年を経てそれらはウェザーリンクLIVEなどのスマートな対候性プラスチック筐体をもった、50年前と等しく奇跡的なテクノロジーを利用した製品となり、ユーザー自身のローカルな気象環境を自身のスマートフォンに知らせることもできるようになりました。そしてデービス・インストゥルメンツ社の最初の半世紀を締めくくることとなりました。
しかし、2019年は一時代の終わりでもあり、デービス・インストゥルメンツにとって新しい時代の幕開けでもありました。ジムとボブは引退し、デービス社はアドバンスト・エンバイロメンタル・モニタリング・グループの傘下となり、OneRain社、High Sierra社、Vieux & Associates社, FTS社, Lambrecht Meteo社, Earth Networks社とファミリー企業となりました。
次の半世紀には何が起こっているでしょうか?たとえ自動車が空を飛ぶようなことは無いとしても、私たちはデービス社の将来について大きな期待を持っていますし、デービス社は既に100周年に向けた準備に着手しています。