2018年12月27日
気象観測機器
フィリピンのマニラから南東約360kmに位置するマスバテ島にあるマスバテ金鉱は、フィリピン最大の金鉱と言われています。
この金鉱を開発するB2Gold社のアウディ・アルティシュ氏は、マスバテ金鉱プロジェクトでの環境保護の役割を真剣に考えています。鉱山の環境部門のすべての人は、鉱山の活動によって影響を受ける可能性のある労働者、近隣住民、水、土壌、植物の生命、および動物を保護するために、現地の気象環境で何が起こっているのかを正確に知っておく必要があります。
「今年の初めに私たちのメインの自動気象ステーション(デービスのステーションではありません)が故障しました」とアウディは言いました。「私たちは早急に代わりのステーションを入手する必要がありましたが、以前の機種はオーストラリアから取り寄せなければなりませんでした。そこで、地元のサプライヤー(APEXs Inc.)が私たちに紹介され、彼らはデービス・インストゥルメンツのウェザーステーションを使用することをオファーしてくれました。私達は彼らと連絡を取り、何度かやり取りをした後、2台の Vantage Pro2 ウェザーステーションを現地に設置しました。」
「データ収集にはVantage Pro 2を使用することにしました。 WeatherLink.comのインターフェースはとてもよくできており、私の部署では現場固有の気象環境監視ツールとして活躍しています。 WeatherLinkのデータ共有機能も優れています。2つのステーションからのリアルタイムの測定値を会社のイントラネットへの埋め込むことができるからです。これにより、現場のすべての従業員が気象環境データにアクセスできるようになりました。特に、鉱山残壁の安定性を監視する地盤工学チーム、および私のチーム内での降雨量監視に役立っています。当社のイントラネットにアクセスできる従業員は誰でも現場固有の気象環境データを見ることができます。」
「当初はVantage Pro 2は一時的なセットアップとしての利用と考えていましたが、うまく機能しているため、恒久的なものにしてステーションを追加する予定です。」とアウディ氏は語ります。このように鉱山の安全性をモニタする用途でも、 Vantage Pro2 は活用されています。
マスバテ金鉱の気象環境はこちらからモニターできます。
Courtesy through Davis Instruments Inc. & APEXs Inc.