ポテンショメータは、回転角や移動量を電圧に変換する機器・素子をいいますが、半固定型(トリマ)を含む可変抵抗器の総称として使われる場合もあります。
日本では、構造は可変抵抗そのものですが回転角に正確に応じた抵抗値ないし分圧回路に使用して分圧した電圧を出力するものや多回転型のものを、特に「ポテンショメータ」と呼ぶことが多く、形状としては、回転角度を検出するロータリーポテンショメータと、直線上の位置を検出するリニアポテンショメータがあります。ロータリー型のものでは、単回転型と多回転型とがあります。抵抗部に巻線抵抗を使用している物、導電性プラスチックを使用している物などがあり、精度を保証するために、移動量に対する抵抗値変化がリニアになるように注意を払って作成されています。
また接触式と非接触式があり、接触式をさらに分類すると抵抗素子の種類により、巻線抵抗素子型、コンダクティブプラスチック抵抗素子型およびサーメット抵抗素子型があります。
使用方法としては、二つの固定電極の両端に基準電圧を掛け、可動電極の電圧を測定することで、可動電極の位置を判定する。コントローラにおいてアナログ量を入力する操作部分や、サーボモータ等で出力状態の検出に使われます。デービス製品では風力センサーの風向計に使用されています。